任意整理をしても携帯電話やスマホの分割購入はできるか

任意整理をするか悩んでおられる方の中には任意整理をすると携帯電話やスマホにどのような影響があるか不安に思っておられるかもしれません。
この記事では現代社会に必須ともいえる携帯電話やスマホを任意整理後も使い続けるにはどうすれば良いのか紹介します。

 

この記事のポイント
  • 携帯電話を任意整理の対象外にすれば使い続けられる
  • 携帯電話の料金を滞納すると解約されるリスクがある
  • 任意整理後も携帯電話の新規購入はできる
  • 携帯電話代金を分割払いはできなくなるので注意する

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1.     携帯電話・スマホで問題になる携帯ブラックとは

 

1.-(1)  携帯ブラックとは

携帯ブラックとは携帯料金・本体代金を滞納することでブラックリストに載ってしまうことです。

通常、携帯料金を支払わないと、携帯会社から督促がきます。しかし、それでも料金を支払わないと2~3カ月で携帯ブラックに契約者の情報が載ることになります。
当然、携帯電話は強制解約となり、その後は、携帯電話の新規契約や乗り換え契約、機種変更などに支障を来すことになるのです。

1.-(2)  携帯電話の利用料金についてのブラックリスト

携帯ブラックには2種類あります。1つ目は、携帯電話の利用料金、つまり通信料金の滞納によってブラックリストに載ることです。

携帯会社は、TCA(電気通信事業者協会)に加入しており、通信料金を滞納して携帯ブラックになった人の情報を共有しています。
例えば、docomoで通信料金を滞納したことはSoftBankでも情報共有されており、SoftBankで通信料金を滞納したことがなくても契約の際に制約を受けることになります。

1.-(3)  携帯電話・スマホ本体の分割払いのブラックリスト

2つ目は、スマホなどの携帯本体の料金の支払いを滞納することで、信用情報機関のブラックリストに載ることです。

携帯本体の高価な端末は分割払いで購入されることも少なくありません。
そのため、携帯会社はクレジットカード会社と同じようにCIC(指定個人信用情報機関)に加盟しています。携帯本体の分割払いが滞ると信用情報機関に情報が載せられ、情報が共有されてしまいます。
(参考)任意整理の期間について解決期間・返済期間・ブラックリスト期間を解説

1.-(4)  通信料金と携帯電話・スマホ本体の両方が滞納扱いになることも

ここで気を付けたいのは、多くの携帯電話の利用料金プランで通信料金と携帯本体の料金をひも付けしてセット販売している点です。すると、端末料金の支払いが終わっていない場合、通信料金だけを滞納しているつもりが端末料金も滞納しており、結果として、TCA、CICの両方のブラックリストに載ってしまうことがあります。任意整理をした人は、信用情報にさらに傷をつけることになってしまうため、極力避けたいところです。

 

2.     任意整理をする前の対応方法:携帯電話・スマホを対象外にする

 

2.-(1)  任意整理=対象を選べるのがメリット

まず、現時点で携帯電話の料金について未払いがあるときは、任意整理をする前に携帯電話・スマホ関係の支払いを任意整理の対象にするか考える必要があります。

 

任意整理は、自己破産等と違って、どの債権者を対象とするか選ぶことができます。従って、通信料金や携帯電話本体の代金を滞納していても、任意整理の対象外とすることもできるのです。
(参考)任意整理とは

2.-(2)  携帯関係の支払いを対象外にすることを考える

従って、できるだけ今までと同じ通りに携帯電話・スマホを利用したいのであれば、携帯電話・スマホを任意整理の対象外とすることが考えられます。一般的には、任意整理をするときは携帯電話・スマホを対象外とされる方も少なくありません。

2.-(3)  多額の未払いがあるときは任意整理の対象とした方が良いときも

他方で携帯電話・スマホ関係の支払いが多額であるため返済見込みがないときは、任意整理の対象とすることも考えられます。
とくに最近はスマホゲームの課金やキャリア決済等を利用しているため、携帯電話会社への支払いが多額に上る方も増えています。

滞納が長期間続いていたり、未納金額が多額であれば、結局は強制解約になってしまいます。このような場合には任意整理の対象とした方が良いでしょう。携帯電話会社への支払いを任意整理の対象とするか否かは任意整理に強い弁護士にご相談ください。

3.     任意整理後は携帯電話・スマホを分割払いで購入できない?

次に任意整理をしたときは携帯電話・スマホの購入等にどのような影響があるかを解説します。

3.-(1)  任意整理後もきちんと支払いをすれば問題なく使用できる

任意整理をした後でも、携帯電話の利用料金さえ支払っていれば、携帯電話はそのまま使用し続けることができます。
また、通話料金の滞納が無ければTCAのブラックリストには載っていません。そのため、機種変更や乗り換えはできるます。

しかし、携帯電話会社への支払いを任意整理の対象外としていても、任整理後は携帯電話・スマホを分割払いで購入できなくなるでしょう。なぜなら、任意整理をすると信用情報に傷がつき、事故情報が少なくとも5年間程度は登録されてしまうからです。

3.-(3)  携帯電話・スマホの新規購入は一括払いだけ

結果として、機種変更や乗り換えの際に端末の分割払いの購入契約ができないため、携帯電話・スマホは一括払いでしか購入できません。

これは、任意整理をするとクレジットカードが使えなくなるのと同様に、信用販売での購入ができなくなるためです。スマホは高価な買い物なので、任意整理をした後に一括払いをするのは大変です。
任意整理後は定められた通りの和解金を支払う必要があります。高価な携帯電話・スマホを購入したために返済が滞る原因にもなるため十分な注意が必要でしょう。

セット割引プランが使えない

携帯会社では通信料金と端末料金の分割払いとをセットにしたプランを、同じ条件の通信料金プランよりも有利な条件で契約しているケースが多く見られます。そのため、端末を一括払いで購入した場合、同じデータプランでもセット販売されていないプランは、通信料金が割高になることもあります。

総務省は分離プランの提言を行っていますが、現在はセット販売が一般的です。そこで、定期的に新しい端末を購入して割引を受ける人もいます。
しかし、任意整理をした後は分割払い自体ができません。ですから、いままで通信料金の割引のために定期的に機種変更をしてきた人は機種変更をする意味が無くなるので、スマホの購入はよく考えてから行うようにしましょう。

4.     任意整理をするときにスマホの分割購入以外にも気を付けたいこと

 

4.-(1)  携帯電話の料金をクレジットカード払いにしていたとき

任意整理後は、スマホの分割購入ができないこと以外にもいくつか気を付けたいことがあります。

まず、携帯電話の利用料金の支払い方法です。これは携帯電話の利用料金に限ったことではありませんが、それまでクレジットカードの自動引き落としで料金を支払っていた場合は、任意整理後はクレジットカードが使えなくなるので注意が必要です。

任意整理をした後は、携帯電話の利用料金の支払いが滞るのを防ぐため、速やかに携帯電話料金をクレジットカード以外の支払方法に変更することが大切です。

(参考)任意整理でクレジットカードが使えなくなる理由と3つの対策手段

4.-(2)  電話料金の支払いはきちんと行う

次に、TCAのブラックリストに載らないことも重要です。

任意整理をしても、携帯電話の利用料金を払い続けていればTCAのブラックリストには載りません。しかし、月々の返済などに追われて携帯電話の利用料金を払えず強制解約されてしまうと、TCAのブラックリストに載ってしまいます。

ブラックリストから除外されるには滞納している料金を支払えば良いのですが、次の契約の際に保証金の支払いを命じられることがあるでしょう。また、携帯会社によっては新規契約や乗り換えを申し込んでも、契約前の審査で断られる可能性が高くなるので気を付けましょう。

 

5.     携帯電話・スマホの影響を考えて任意整理を行う

任意整理をした後は、携帯電話・スマホを分割払いで購入できなくなります。しかし、携帯電話・スマホを使い続けることは可能なので、機種変更や乗り換え、プランの変更などは慎重に行いましょう。

また、スマホゲームやキャリア決済で携帯電話会社の未納金額が多いときは、携帯電話会社への支払いを任意整理の対象とすることも考えられます。

任意整理をするときは携帯電話・スマホへの影響をしっかり考えましょう。任意整理の対象とするべきか、任意整理後に注意するべきことは何か等は任意整理に強い弁護士にご相談ください。

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